就寝中や体を動かそうとした瞬間、ふくらはぎに激痛が起こったことはありませんか?
そう、こむら返りです。
こむらがえりの“こむら”は ふくらはぎの事を指しますが、
ふくらはぎだけではなく、足の裏、指、太ももなど体のどこにでも発生すると言われています。
■そもそも、こむら返りってどんな症状?
こむら返りは、筋肉の異常な収縮が関係してると考えられています。
私たちの体は、ふだん こむら返りを起こさないように防ごうと働いており、
伸びすぎを防ぐのが筋紡錘(きんぼうすい)、縮みすぎを防ぐのが腱紡錘(けんぼうすい)と言われています。
腱紡錘の働きが低下すると、筋肉が異常に収縮し 痙攣が起きやすくなってしまうそうです。
■こむら返りがおこる原因は?
・ミネラルバランスの乱れ
カルシウムとカリウムは、筋肉の収縮や神経の伝達をスムーズにする働きがあり、この2つのミネラルを調整しているのがマグネシウムです。
カルシウム、カリウム、マグネシウムで特にマグネシウム不足は腱紡錘の機能低下に影響を与えます。
・血行不良や体温低下
特に夏の場合、エアコンをつけっぱなしで寝ていると体が冷えて血行不良になりやすく、こむら返りが起こりやすくなると言われています。
・筋力低下
ふだんから あまり運動をしなかったり、座っていることが多いと こむらがえりが発生しやすくなることも。
加齢による筋力低下もあり、中高年の世代でこむら返りが発生する回数が増えると言われています。
・水分不足
こむら返りの原因でよく言われているのが、水分不足です。
日頃コーヒーやお酒を飲んでいると利尿作用により脱水症状が起こりやすくなります。
また、就寝中は汗による脱水症状が起こり、こむら返りの原因となります。
こむら返りを予防するには水分補給をしっかりとし、ビタミンEやミネラルの補給をすると良いでしょう。
また、上記以外にも 糖尿病や腎不全、動脈硬化などの病気の可能性もありますので、
日頃の生活習慣に気を付けていきたいですね。
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