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誰もがもっと手軽に、
自分の健康を自分で守れる社会へ

私たちは病気の早期発見、予防医療の必要性を強く感じ
日本初の自己採血専用施設「銀座血液検査ラボ」を開設しました。
指先からたった1滴採血するだけで、
簡単でスピーディに、しかも医療機関での血液検査と同程度の高精度な検査結果がわかります。
誰もがもっと手軽に安心して健康管理ができるように、
私たちは、生涯に渡って生き生きと暮らせる、明るい社会の実現を目指します。

銀座血液検査ラボ

健康 2018.10.8

「家族性高コレステロール血症」ご存知ですか?

コレステロールといえば、「高い」か「低い」か、また"悪玉"なのか"善玉"なのかということを良く耳にされると思います。
あまりいいイメージのない、コレステロールですが実は大切な役目を担っています。
まずコレステロールとは…
私たちの血液中にある脂質の主なものはコレステロールと中性脂肪です。
コレステロールの主な役割は3つあります。
1.細胞表面を包む細胞膜を強くする成分。
2.男性ホルモンや女性ホルモン、副腎皮質ホルモンなどの原料。
3. 消化吸収に必要な胆汁の成分の胆汁酸の原料。

食べ物が口から入り、その後分解され、肝臓でつくられたコレステロール中性脂肪は、体のすみずみまで運ばれます。
どちらも脂質なので水に溶けません。
そこで、血液を通じて運ぶために、タンパク質(LDLやHDL)と結合して、LDLコレステロールHDLコレステロールなどに形を変えます。
LDLは全身にコレステロールを運ぶ役目をしていますが、LDLコレステロールは多くなりすぎると動脈硬化を引き起こすため、"悪玉"と呼ばれています。
一方、HDLは全身から不要なコレステロールを回収し肝臓に運んでくるのが役目で、HDLで運ばれるコレステロールをHDLコレステロールと呼びます。
こちらは動脈硬化を予防する働きがあり"善玉"と呼ばれています。

善玉・悪玉という名前で誤解されがちなコレステロールですが、高ければ・低ければ良いとわけではなく、適切な数値を保つことが大切です。

 

また、遺伝的にコレステロールが高くなる「家族性高コレステロール血症」という病気もあります。
生まれつき、血液中の悪玉コレステロールである、LDLコレステロールが異常に増えてしまう病気です。

LDLを肝臓で取り込む受容体に関係する遺伝子に異常があるため、LDLコレステロールが血液中で高くなり、若いころから高コレステロール血症となり、
病気のない方に比べ早くに、心筋梗塞や脳梗塞を発症すると言われています。

日本の家族性高コレステロール血症の患者さんの総数は、
およそ30万人と推定されていますが、本人が気付かない場合が多いと言われています。
コレステロール値は健診ではよく引っかかりやすい項目ですが、
高い場合は放置してはいけません。

心筋梗塞や脳梗塞を予防するためにも定期検査を受け、
自分の身体の状態を「知る」ことがまず健康への第一歩です。
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