花粉が飛ぶ今の季節になると、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因で生じるアレルギー症状に悩む方が多いです。
現在、日本人のおよそ4人に1人が花粉症だと言われています。
花粉症の症状が現れやすいのが、鼻と目で、主な症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりや目のかゆみ、目の充血などです。
このほかにも、体がだるい、熱っぽい、イライラする、喉や顔、肌のかゆみ、集中力が低下するといった全身症状を伴うこともあります。
いつどんな時間帯に花粉が多いのでしょうか。
・晴れて、気温が高い日
・空気が乾燥して、風が強い日
・雨上がりの翌日や気温の高い日が2、3日続いた後
また、スギ花粉が多くなる時間帯は、その日の気象条件によって変わりますが、昼前後と日没後が多くなると言われています。
花粉を寄せ付けないための対策
・マスク
花粉症対策としてマスクを使用されている方、多いのではないでしょうか?
マスクを使用することで、吸いこむ花粉の量を約1/3~1/6に減らすことができるといわれており、特に鼻の症状が気になる方に効果的です。
大事なことは顔にフィットするものを選ぶことで、顔とマスクに隙間ができてしまうとそこから花粉が入ってしまいます。使いやすいマスクは顔にフィットし、息がしやすいもの、衛生面からは使い捨てのものがおすすめです。
・洋服選び
じつは、外出するときの洋服によって、家に持ち込んでしまう花粉の量に違いが出ると言われています。
一般にウールなどの素材は花粉が付着しやすく、綿や化学繊維などは付着しにくいと言われています。
春先用の洋服選びに、覚えておくと便利かもしれません。
・上手な換気
花粉を気にしていても、換気を全くしないというわけにはいきませんよね。
換気のコツは開窓の幅を10cm程度にすることと、レースのカーテンを使用すること。これで侵入する花粉を約1/4に減らすことができるそうです。
また、換気時間を短くしたり、こまめに掃除にも気をつかいましょう。
・メガネ
花粉を寄せ付けない工夫に「メガネ」があります。ある実験では、メガネを使用しない場合に比べて、通常のメガネでも目に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少しました。
花粉のシーズン、気分転換も兼ねてメガネをかけてみてはいかがですか?
・こまめなうがい
外から帰ったらまず「うがい」をしましょう。
花粉時期になるとのどがイガイガする、こんな経験はありませんか?
鼻から吸い込んで奥に付着した花粉は、粘膜の働きでのどの方へと送られます。
かぜやインフルエンザの予防にも効果的なので「家に帰ったらガラガラうがい」の習慣を続けましょう。
毎日充実した生活を送るためには体調管理がとても重要です。
ご自分に合った体調管理の方法を身に着けることで、体調を大きく壊すことは少なくなりますし、元気にいきいきと過ごすことができるでしょう。
銀座血液検査ラボで、自身のからだのことを知り、健康管理を始めてみませんか?