「雨が降りそうになると頭痛がする」、「梅雨になると古傷が痛む」など、気象で体調が変わりやすい人も少なくありません。
私もその中のひとり、実はそれ「梅雨バテ」かもしれません!
夏バテとは違ったあらゆる原因からくる不調を放置しておくと体が冷えてしまったり、梅雨が明けてやってくる夏の暑さにやられてしまい、そのまま夏バテに繋がることも。
今回は毎年やってくる梅雨に体調を崩しやすい方へ、その原因と対策をお伝えしたいと思います。
まず「気象病」という言葉をご存知でしょうか?☔
たとえば昔から言われる「雨が降ると昔の傷が痛む」というのも、気象病の症状のひとつだそうです。
気象病とは?☔
気温や湿度、気圧の変化によって引き起こされる自律神経の乱れのこと。
どうして自律神経が乱れるかというと、気象の変化は体にストレスをもたらしてしまうからです。
自律神経が乱れると、関節の痛みや頭痛、めまいを引き起こすと言われています。
気象病が起きやすい時期は?☔
低気圧が定期的に通過する春や秋、それに梅雨時や台風の時期。
まさにこれからの時期に注意が必要となります。
この気象病、日本で認知されるようになってきたのは、ここ10年ほどだということで、体調不良に悩まされるが検査しても原因がわからず、「気のせい」、「サボり」といった不安や悩みを抱えた人も多いということです。
梅雨バテをしてしまう原因は?☔
梅雨バテの原因は様々ですが、その中でも「温度差」「湿度」「気圧」が関係しています。
⇒「日中と夜、屋内外での温度差」
梅雨の時期は、天候の変化や季節の変わり目なので、朝と夜の気温差があります。
この気温差を繰り返すことで、体温調節がうまくできなくなり、ストレスから自律神経が乱れます。
自律神経の乱れは、毛細血管が収縮させ、末端まで血がめぐらなくなるといわれています。
⇒「常につきまとう湿度」
人間の体は汗をかくことによって体温調節をしています。
湿気の多い時期は汗をうまく発散することができず、体内に水分や老廃物、熱がこもってしまいがちになります。
結果、めぐりが悪くなり、むくみや下半身が重いなどの症状へ繋がります。
⇒「天気によって変わる気圧差」
梅雨の時期は、雨が多いので、低気圧の日が続きます。
気圧が下がると自律神経に影響を及ぼします。
自律神経は交感神経と副交感神経のふたつからできており、交感神経は日中の活動時間に、副交感神経はリラックスしている時間に活動します。
いつもはこのふたつがバランスを補いながら健康な状態を保っていますが、低気圧が続くと副交感神経が優位になり常に体が休みの状態に入ってしまいます。
晴れの日と雨の日が不規則にやってくるため、結果自律神経の乱れへと繋がりだるさや慢性的な倦怠感といった不調が表れてきます。
気象で体調が悪くなりやすい人におすすめの対策!
梅雨を目前に、ただ体調が悪くなるこの時期が通り過ぎていくのを待っていたくはありません。
できることから、始めてみましょう。
「スクワットなどの運動を行う」
気圧が低いことによる体調不良時は、体内の血流が悪くなっている可能性があります。
簡単にできる予防法として運動が挙げられます。
末端を含め、全身の血流を活性化できるスクワットが特におすすめです。
「体を温める」
エアコンを使い始める時期は体温が下がりやすくなります。
水分の過剰な補給は体温を下げてしまうことも。
上半身は心臓などの内臓が集まり自然と発熱していますが、下半身には内臓が少ないため上半身と比べて6℃ほど冷えています。
体が冷えていると、血液などのめぐりが悪くなり汗をかけなかったり、老廃物を外に出しにくくなることもあるので、体を冷やさないように心がけましょう。
「毎朝の起床時間をなるべく同じにする」
仕事の日、休日を問わず毎朝同じ時間に起きることは自律神経を整える第一歩です。
いかがでしたか?
気象によって体調が変わりやすいかは人それぞれかと思いますが、梅雨バテの対策を見てみると、今まで記事にあげてきた生活習慣病の予防策を続けていれば、梅雨バテの対策にも繋がることが分かります。
日ごろから生活習慣病予防をすることは、様々な体の不調を改善することに繋がるといえます!!
銀座血液検査ラボで、健康管理を始めてみませんか?
まずは自分の平常値を知ることから始めてみましょう。
定期的な血液検査と「Lifee」で、健康管理の新習慣をはじめましょう!