生活習慣病検査の「アルブミン」が低値の場合、
肝疾患・ネフローゼ症候群・感染症などの可能性もありますが、
もしかすると「低栄養」かもしれません…
「低栄養」とは一般的に、アルブミン値3.5g/dl以下を指し、
高齢者だけではなく、若い方でもダイエットのしすぎや、ストレス、
体格が良くても、脂質や糖質ばかりの栄養が偏った食事ばかりしていると、
大切なたんぱく質などの栄養が不足し、低栄養状態となるそうです。
栄養状態を反映する、たんぱく質「アルブミン」
アルブミンは、タンパク質の一種で、血液中のタンパク質の60%の割合を占めます。
健康な場合、食事で摂取したタンパク質量を反映するので、栄養状態の指標としても用いられています。
◆アルブミンの働き
アルブミンの役割は、大きく分けて2つ。
ひとつは、「血液の浸透圧の維持」です。
血中のアルブミンが低下してくると、血管内に水分を保てなくなり、むくみが生じてしまいます。
そしてもう一つが、「物質の運搬」です。
血中の様々な栄養物質などと結合し、目的地に運ぶ働きをします。
アルブミンの低下で、体が必要とする部位へ栄養を運べなくなると、
バランスが崩れ、免疫低下などを始めとする 身体の不調へと繋がってしまいます。
高齢者のタンパク質摂取量は、若い人と同じでいい!?それよりも多めがいい?
寝たきりにならず、活動的な日々を過ごすためにも、若い人と同じか、それ以上の摂取を心がけるといいと言われています。
◆アルブミンを増やすには?
肉・魚・卵・大豆・牛乳などのたんぱく質が良いとされています。
いろんな種類の食品を摂ることが、老化のスピードを遅らせるのにも重要なことのようです。
ワンパターンにならないよう、バランス良く、彩りの良いメニューを心がけていきたいものですね!
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