近年スーパーで見かけることも多くなってきたブロッコリースプラウト。
この食材にはスルフォラファンという健康成分が入っており肝臓の解毒力を高める力があると言われています。
日々の不摂生は気付かない間に肝機能を低下させています。
日本人間ドッグ学会の調査によると肝機能異常を抱えている人が30年前と比べ約3倍と増加傾向にあります。
ストレス、睡眠不足、大食い、飲酒、様々な生活習慣が肝臓に負担をかけると言われていますが、まず肝臓の役割として誰もが思い浮かべるのは、アルコールなど身体に有害な物質に対する「解毒機能」。
体内に入ったアルコールは肝臓で分解され「アセトアルデヒド」と呼ばれる有害物質になります。
このアセトアルデヒドが体内に蓄積することがお酒を飲んだ時に顔が赤くなったり、動悸や吐き気、頭痛を感じたりする原因と言われています。
だからと言って飲まない人が大丈夫というわけではありません。
肝臓には糖や脂肪などの食べ物から摂った栄養を、身体のエネルギーに変える「代謝機能」があります。
油ものや甘いお菓子、肉、卵などたくさん食べる人は肝臓が栄養をエネルギーに変えようと必死で働きかけるため、疲労して肝機能が低下することがあります。
肝機能が低下すると、糖や脂肪の代謝がスムーズに行えなくなり「高血糖」や「脂質異常」になります。
そこから脂肪肝を引き起こす可能性もあります。
このように気付かないうちに負担を掛けている肝臓の大切な肝機能を守るためにいま注目されているのが「スルフォラファン」です。
肝機能異常の男性52人を、「スルフォラファン」を毎日摂る人と摂らない人のグループに分け2ヶ月後に検査したところ摂取したグループの「γ-GTP」や「ALT」の平均値が改善しました。
スルフォラファンの継続摂取は、肝臓が自ら持つ防御機能を高めて肝機能を改善すると考えられています。
他にもスルフォラファンの効果には抗酸化作用によるがん予防やシミやそばかすの予防、花粉症予防、悪酔いや風邪の予防やピロリ菌の除去など様々な効果が期待できるといわれています。
生活習慣病検査でご自身の数値を知り、数値が異常値である場合にはブロッコリースプラウトなどの健康食材を取り入れてみるなど様々な工夫をし、健康を目指し病気になる前に予防しましょう!
健康を意識するためには、まずは自分の数値を知ることから始めてみませんか?