新型コロナウイルスによる肺炎のニュースが毎日のように報道されています。
肺炎は、肺にある小さな空気の袋(肺胞)やその周辺組織に発生する感染症です。
新型コロナウイルスによる肺炎は過去の例から考えると、患者のせきなどのしぶきでウイルスが広がる飛沫感染が中心と言われています。
潜伏期間は長くて12日程度との見方が有力で、初期症状は発熱と咳だけでなく下痢や吐き気など消化器系の異常があげられています。
乳児や高齢者では、さらに多様な症状が現れることもあり、重篤化しやすいので注意が必要です。
いずれの場合でも、特に抵抗力(免疫力)が低下している方が感染しやすく、気づいた時にはすでに重症化していたり、呼吸機能が改善しないまま死に至ることもあります。
新型コロナウイルスによる肺炎にはワクチンも特効薬もないため、インフルエンザや風邪に対する一般的な予防策が勧められます。
感染を防ぐ為にできること
・マスクを着用する
・ぬるま湯と石けんを使用しこまめに手を洗う
・なるべく目や鼻を触らない
・免疫力を高める食事をする
食事の基本はいろいろな食材をバランスよく食べることです。
さらに免疫力を高めるために、次のようなことを心掛けましょう。
①腸内環境を整えるものを食べる
納豆、みそ、醤油などの発酵食品、ヨーグルトなどの乳酸菌飲料、食物繊維を多く含むカボチャ、キャベツ、リンゴ、大豆、海草類、オリゴ糖を多く含む玉ねぎ、ゴボウ、白ネギ、バナナなどを食べて腸内環境を整えましょう。
②タンパク質を取る
免疫細胞が産生する抗体は主にタンパク質でできています。タンパク質が不足すると免疫力が低下するので、肉や魚、卵、豆腐や豆類、チーズや牛乳を取りましょう。
・規則正しい生活を行う
寝るのがいつも深夜であったり、昼夜逆転や徹夜など、不規則な生活は自律神経やホルモン分泌のバランスを崩し、免疫力を落とします。規則正しい生活を心掛けましょう。
また、質のよい睡眠は免疫力に欠かせません。ベッドに入る前に飲食したり、テレビ、パソコン、携帯電話の画面を見るのはやめましょう。
・体を冷やさない
体温が1度下がると免疫力が3割低下するといわれます。お風呂はシャワーだけでなく湯船に浸かりましょう。約10分湯船に浸かると体温が約1度上がると考えられています。
・適度な運動を行う
ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳などの有酸素運動は血行や新陳代謝をよくし、体に酸素を取り入れ、体温を高めることが知られています。
健康には自信がある。
そんな忙しい働き盛りの世代こそ要注意です。
自分では身体のSOSに気付けていない可能性もあります。
「健康診断を年1回受けているから大丈夫!」
「病気になったらすぐ病院にいけばいい!」
そう思っていませんか?
私たちはたった年1回の身体のチェックでは不十分だと考えています。
私たちが思っている以上に身体は変化しやすく、数値は変わりやすいものです。
早期発見・予防するためにも年4回の血液検査を習慣にしませんか。