「鼻血が出た経験がある」という方は多いのではないでしょうか?
鼻血は、誰にでも起こりうるもので、珍しいことではないと思われるかもしれません。
多くの場合、正しい方法で止血することで治まると言われていますが、
「止血をしても鼻血が出続ける」「頻繁に繰り返す」といった場合は、大きな病気が潜んでいる可能性があります。
今回のコラムでは、「鼻血が出る原因」「鼻血の止め方」「大きな病気の可能性」についてお伝えしたいと思います。
鼻血とは
鼻血とは、鼻の穴の中から出血することを言います。
空気の乾燥や鼻炎などで鼻の粘膜が弱くなって傷つき、鼻の中にある小さな血管が破れてしまうことによって、出血につながります。
鼻に物理的刺激が加わりやすいお子さまや、薬の影響や別の病気による可能性が考えられる高齢者に多くみられ、鼻炎が起こりやすい花粉症の時期、乾燥が気になる時期、気温差や温度差が気になる時期にも起こりやすいと言われています。
鼻血が出る原因
- 物理的に刺激する
- 鼻をほじる
- 強く鼻をかむ
- 何度もくしゃみをする
- 顔にものが当たる など
- 空気の乾燥などによって、鼻の中が乾燥しやすい状態になっている
- 薬の影響で出血しやすくなっている
- がんなどの大きな病気に起因する症状として発生している
などが考えられます。
大きな病気の可能性については、後述しますので、ご覧ください。
鼻血の止め方
鼻血が出ると突然のことに驚くかもしれませんが、焦らず止血を行いましょう。
突然の出血には、まず落ち着くことが大切です。横にならずに、いすなどに座ると良いでしょう。そして、少しうつむいて出血している側の鼻を押さえます。押さえる場所は、小鼻の上です。5分間、手を離さずにじっと押さえ続けましょう。ダメなら2回続けます。ほとんどの鼻血はこれで止まります。
出典:NHK健康チャンネル|危険な鼻血に注意!正しい鼻血の止め方鼻血が止まった後も、刺激を与えると再び粘膜を傷つける恐れがあるため、しばらくの間は鼻をかんだり鼻の穴を擦ったりすることは控えてください。
大きな病気の可能性
「上記の方法で止血をしても、鼻血が出続けてしまう」「鼻血を頻繁に繰り返してしまう」といった場合は、以下のような大きな病気が隠れている可能性があります。
・上顎洞がん(じょうがくどうがん)、上咽頭がん(じょういんとうがん)
どちらも鼻に関係があり、初期症状が自覚しづらく、進行してから見つかることが多いがんと言われています。
・白血病
血液のがんと言われ、進行速度等によって複数の種類に分類されます。
・動脈硬化
喫煙、肥満、運動不足などの生活習慣に起因して起こりやすくなる病気で、動脈の血管が硬くなり、弾力性が失われた状態を指します。
・高血圧症
日本人の生活習慣病による死亡に最も大きく影響しており、肥満、飲酒、運動不足、塩分の摂りすぎなどの生活習慣に起因して起こりやすいとされています。
・肝炎
B型肝炎・C型肝炎の肝炎ウイルス感染などによって生じた肝臓の炎症に起因する病気を言います。
※「鼻血」は、上記の病気の症状の一つであり、必ずしも上記の病気と断定するものではありません。様々な検査や、他の症状などを含めた複合的な診断が必要です。
検査をしよう
上記のように、鼻血には大きな病気が隠れている可能性があります。
「止血をしても鼻血が出続ける」「頻繁に繰り返す」といった場合には、1日も早く医療機関で受診することが重要です。
しかし、「なかなか医療機関に行く時間が取れない」「医療機関まで行くのが面倒」という方も多いと思います。
『銀座血液検査ラボ』では、来店からお帰りまで約15分という短時間で、
『ketsuken 自宅で採血』では、ご自宅にいながら採血ができ、医療機関と同等の高精度の検査結果が最短翌日にアプリ*に届きます。
*WEBブラウザからもご確認いただけます。
どちらのサービスも、「生活習慣病」「がん」「B型肝炎・C型肝炎」のリスクが分かる検査をご用意しています。
過去の検査結果もアプリで確認でき、数値化されたデータを客観的に見ることで、「今後どのように対策するべきか」を考えることができます。
また、検査結果に「異常値」や「陽性」があった場合は、ketsuken オンライン診療を受けていただくことが可能です(医師による診断 / 保険適用)。
ketsukenサービスを活用して、健康管理をしてみてはいかがでしょうか?
※当サービスの血液検査は、数値による病気のリスクを提示するもので、必ずしも病気である、または病気でないといった「診断」ではありません。既に症状がある場合は、医療機関で医師による診察や検査を受けられることを推奨しています。
最後に - 年4回 血液検査の新習慣 -
健康管理で大切なのは、自分を知って、自分を守ること。そして、それを続けること。
”自分を知る”ことができなければ、今のあなたに合った対策を考えることができません。
病気は徐々に進行することが多いため早期発見がカギを握ります。
健康管理は生きている限りあきらめない限りゴールはありません。
ketsukenで、”今のあなた”を定期的に把握して、理解してください。
そのうえで、普段の生活を”継続する”か”改善する”か、選択してください。
今のあなたの取り組みが、未来のあなたの健康につながります。
私たちは、一人でも多く長く健康に過ごす人が増えてほしいから"年4回 血液検査の新習慣"を提案しつづけます。