早食いの人は早食いではない人より4.4倍肥満になりやすく、男性は女性よりも2.8倍肥満になりやすいことが分かっています。
油物や、満腹になるまで食べると太るから腹八分目まで!なんて言葉を耳にしますが、実はそれよりも早食いの方が肥満に影響しています。
なぜこんなにも早食いが太ってしまうのか、それは食べ物をしっかり噛まずに飲み込むと、脳の満腹中枢がお腹いっぱいになったという指令を出すまでに時間がかかってしまうからです。
指令を出すのに時間がかかるぶん、その間も食べ続けてしまうため肥満に繋がりやすいのです。
大体15分~20分ほどで満腹中枢は満腹と感じ始めます。
早食いをしてしまう人は20分を目安に食事を終わらせてみるといいかもしれませんね。
この肥満から起こり得る脂質異常症をはじめとする生活習慣病で悩む人の多くは、ウエイトコントロールが必要です。
男性なら20歳、女性なら19歳のころの体重とくらべて5キロ以上増えていたら、その時点で生活習慣病予備軍といえるほど、体重と脂質異常症は密接な関係にあります。
体重管理がうまくいけば、コレステロールや中性脂肪の値にも明確に反映されるということになります。
「ぽっこり腹体型」で内臓脂肪の多い方は、早食いを改めることを第一に考えて行動すると、いい結果につながります。
そのためにも早食いを改善することは脂質異常症などの生活習慣病を予防することが期待できます。
しかも早食いは軟便や便秘になったり虫歯や歯周病のリスクが高まるだけでなく口臭や口内炎などの病気にもかかりやすくなります。
それでは、早食いの習慣を直すにはどうしたらいいでしょうか。
1.小さいスプーンを使う。
必然的に食べる一口の量が少なくなり食べるのに時間がかかるようになります。
お箸の時も一口の量を気を付けるようにしてみましょう。
2.一口ごとに箸をおく。
ちょっとめんどくさい・・と思ってしまいそうなこのひと手間ですが効果は想像以上です。
いつも食べている食堂の定食が満腹になって食べれなくなったり、一か月で1.5キロ減少した方もいたようです。
3.誰かと会話しながらご飯を食べる。
4.1口30回噛むことを意識する。
数多く嚙むことは早食いに比べて早期に満腹感を得られ、その結果1回の食事で摂取する食べ物の総量が減少し肥満予防に役立ちます。
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