夏が終わり、秋になるにつれだるくなったり、憂うつになったり熟睡できなかったり…そんなあなたは「秋うつ」かもしれません。
「秋うつ」のメカニズムを知りましょう。
秋に気持ちが落ち込む要因とは…?
実は秋から冬にかけての季節は、うつ病になりやすいと言われています。
夏に比べ日照時間が減少することで「セロトニン」と呼ばれる脳内物質が生産されづらくなることが原因の一つです。
日照時間が長くなる春になるとうつ症状が改善されるケースはいわゆる「秋うつ」と言われています。
「秋うつ」の代表的な症状
・過眠
しっかり寝たはずなのに、次の日に強い眠気に襲われたり、一日中眠いことがある。
・過食
食欲増加に伴い炭水化物やチョコレートなどの甘いものを多くとるようになり、結果体重が増加する。
そのほか一般的なうつ病と同様に以下のような症状も見られることがあります。
・気分が落ち込む
・これまで楽しんできた趣味などに興味が沸かなくなる
・疲れがなかなか抜けなくなる、だるい
・人に会うことが億劫になる
・イライラして周りのものにあたってしまう
「秋うつ」を防ぎましょう
・意識して日の光を浴びる
秋うつの原因は日照時間の短縮によるセロトニンの減少によるものが大きいため、意識的に日の光を浴びることが効果的であると考えられています。
遮光カーテンを閉め切って寝ている方などは、セロトニンの分泌が抑えられてしまいますので要注意です。できれば遮光カーテンは控える、あるいは遮光率の低いカーテンに変えてみる、あらかじめカーテンを開けて寝るなど、光で起きられるような工夫をしましょう。
どうしても日の光を浴びる時間が無い場合は部屋の照明を明るいものに取り換えるだけでも効果は期待できます。
・定期的な運動を取り入れる
ウォーキングなど、一定のリズムを伴った運動を1日20分程度続けることをおすすめします。リズムを保つことによってセロトニンが分泌されやすくなるといわれています。
無理のない範囲で習慣化することを意識すると良いでしょう。運動をすることで、心身のコントロールをとるために欠かせない神経伝達物質であるドーパミンの分泌が活発になり、落ち込んだ気持ちが回復する効果も期待できます。
・食事の見直し
セロトニンを増やすためには、脳に運ばれるとセロトニンを生成する働きを持つトリプトファンという成分が欠かせません。
日照時間が少なくなるこれからの季節は特に、セロトニンを体内で効果的に増やすために、トリプトファンを多く含むヨーグルトやチーズ、味噌、キムチなど乳酸菌の多い食品を積極的に取り入れましょう。
日常生活での積み重ねが、「秋うつ」の予防・対処につながります。
まだまだ暑い日は続いていますが、これから食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋など、秋を楽しむために心身ともに健康で働き続けられるようにしていきましょう。
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