生活習慣病には食生活も大切ですが睡眠時間もとても大切です。
日々忙しくなかなか思うように睡眠がとれない・・・という方もせめて●時間以上はとるようにしましょう。
短すぎる睡眠時間は体に悪影響をもたらすという研究結果をご紹介致します。
1件目の研究はオランダのライデン大学メディカルセンターの研究者によって行われたもので、米国内分泌学会が発行する医学誌「Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism」オンライ版に4月6日付で発表されました。
睡眠時間が短すぎると、インスリンの作用を受ける細胞の感受性が悪くなるインスリン抵抗性が引き起こされ、糖尿病の危険を高めることを示した研究です。
インスリン抵抗性は高血圧や動脈硬化の進行とも関わりがあります。
睡眠時間が短い晩がたった1日でもあると、インスリン抵抗性が起こりやすくなるそうです。
睡眠時間を4時間とった場合と、8時間とった場合で比較を行ったところ、睡眠時間が4時間の場合はインスリン感受性が20~25%低下することが示され肝臓での糖の産生や、血液中の糖の筋肉などへの取り込みに悪影響が出てくることがわかりました。
2件目は、英国のウォリック大学(University of Warwick)と、イタリアのフェデリコ2世大学(Federico II University)が共同で行った研究です。
「6時間未満という短い睡眠時間と死亡リスクの増加には明白な関連がある」と言われています。
約138万人の10年間にわたるデータを解析し、11万件以上の死亡と習慣的な睡眠時間との関連を調べた結果、睡眠時間が1日6時間に満たない人は、早死する確率が12%高くなりますが、6~8時間とっている人ではこの傾向はみられなかったそうです。
忙しくなかなか思うように睡眠をとれない方も多いと思いますが、できるだけ一日6~8時間睡眠をとるようにしましょう。
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